人気ブログランキング | 話題のタグを見る

信州姉妹旅 善光寺編

仕事の繁忙期が来る前に、行きたいところへ行っておこうと、5月は2度列車の旅に出かけました。

5月27日の金曜日は、妹を誘って信州へ。
妹は初めて、私はまたまた1年ぶりの長野です。

まずは新幹線で長野駅まで。
妹は東京駅から、私は大宮駅から合流。
朝早い新幹線なので、車両はスーツ姿の男性が多かったです。

が、その中で元気に語らうおばさまの団体も。
元気な世代だよね、本当に。
私たちのほうがくたびれてるわー。

さて、長野へ着いたら、まずは善光寺参り。

信州姉妹旅 善光寺編_e0296552_19212387.jpg

昨年 pinochikoさんと来た時 と同じ雨模様。

御開帳で人があふれていた去年とは違って、平日の境内は静かです。

信州姉妹旅 善光寺編_e0296552_07463210.jpg


でも後ろに団体客がいるんだよね。
一緒にならないうちに、お戒壇巡りをしてしまいましょう。

ご本尊にお焼香して、いざいざ暗闇へ降りていきます。

私たちの前に長いこと焼香していた、ひとりのご婦人。
胎内への階段を下りずに、本堂の奥へと進んでいきました。
ひとりで暗いのは怖いとか、行かない人もいるのかな。

その昔、夫とお戒壇巡りをした時は、団体客が先にいて、
おばちゃんが「あった、ここだよ! ここ、ここ!」と錠前をガンガン鳴らしちゃって、
心底がっかりした思い出があるので、今回は前後に誰もいないことを確認して進んでいきました。

目を開けても閉じても、全くおんなじの真っ暗闇。
腰の高さに置いた手を壁に沿わせて歩く以外、ツテがないのです。

そろそろ、そろそろと進んで、

あった錠前。

どうか極楽に行けますように。

扉の取っ手みたいで、押したら向こうへ開きそうなんですが、
本当に開いちゃったら怖いわね、どこの世界へ通じているんだかね。
極楽ならいいけど、私は違う世界へ行っちゃいそうですよ。

錠前を無事触れて、真っ暗闇はまだ続くのかなあ・・・とちょっと不安になってきた頃、
先の方がうすぼんやりしてきました。
おお、もうすぐ出口だと安堵していたら、

「えっ? わわ、なに? ちょっと、どこからきたんですか?」

と前方で驚く男性の声が。

「えっ、お戒壇巡り、こっちじゃないんですか?」

とこちらも驚くご婦人の声。

あ!
ピンときました。

我々の先に歩いていた、あの女性。
入り口の方の階段の案内に気付かず、出口の階段から入ったのか!

なんと恐ろしい、お戒壇巡り逆走です。

ある意味、高速道路の逆送より危険かも。

「ダメダメ! こっち進んじゃ、危ないよ!」と男性に押し戻されたようで、
良かったよ、まだ明るいところで見つかって。

本堂に戻ったご婦人、お寺の人にも怒られていました。
「こっちから行ってはダメなんですか?」って、聞いて。

その理屈がわからないってことは、可哀想なんだけど相当病んでいるんですね。
病んでいるから善光寺にお参りに来たんだね。

私たちが出くわした団体さんがちょうど降りていくところで、
「私も行きたいんです」と横から入ろうとして、最後尾に並ぶよう、また注意されていました。

でも団体さんと一緒の方が良かったんじゃないのかな。
ひとりで入ったら、「え? 錠前どこ? どこ?」ってパニックになって、壁から手を放して
戻ろうとしちゃいそうだから。

きっと最悪の事態は回避できたのでしょう。
ありがたや、ありがたや。

※ちょっと余談ですが、信じない人は信じなくていい話。
本当にこういう方にすっと「魔」が入ってしまうんだなーと、
話には聞いていたことが実感としてわかりました。

事故を起こした時の事を「ぼーっとしていて記憶がない」と言う人が多かったり、
鉄道の人身事故が毎日のように起きているのは、本人の持病とか不注意とか、そういうことではなく、
心をキュッと締めていないと、「魔」というものがすーっと入ってきて、自分を乗っ取られてしまうんだそうです。

我々の嘆き悲しむ姿が大好物という「魔」がいるんですね。

だから、元気いっぱい、生きてるって楽しい、幸せ!とアピールすることが
「魔」を寄せ付けない方法のようですよ。

以上、信じない人は信じなくていい話でした。


さてさて、無事お戒壇巡りを済ませて、境内へ出ると、「ごーん」と響き渡る鐘の音。


信州姉妹旅 善光寺編_e0296552_08425892.jpg

え?鐘って勝手に撞いていいの? と咄嗟に言ってしまう愚か者の私。

時刻は10時。

時を知らせる大事な鐘の音でした。
アホな旅行者には構わず粛々と執り行われておりましたよ。
大変失礼いたしました。

それはそれはとても良い響きで、善光寺の鐘だもんね、良い鐘に決まってるよね。

お参りを済ませたら、仲見世をぶらぶら。

妹も朝早く出てまだ何も食べていないというので、

信州姉妹旅 善光寺編_e0296552_09063049.jpg

お味噌屋さんでおにぎりを半分こ。

信州姉妹旅 善光寺編_e0296552_09154619.jpg

お店の外の腰掛に座った途端、

ん?

信州姉妹旅 善光寺編_e0296552_09171467.jpg


「おコメちょーだい!」 「くださいな」

信州姉妹旅 善光寺編_e0296552_09204770.jpg

はいはい、あげましょうね。
(あんまり良く写ってないけど、2羽とも手から食べてました)


信州姉妹旅 善光寺編_e0296552_09221406.jpg

次に向かったのは、八幡屋磯五郎。

お土産に唐辛子を買って、またまた小腹を埋めるために、奥のカフェへ。

信州姉妹旅 善光寺編_e0296552_09251978.jpg

平日、開店間もないので空いていました。

妹は、チリココアと胡麻のマカロン。

信州姉妹旅 善光寺編_e0296552_09272912.jpg

私はオニオングラタンスープ。

信州姉妹旅 善光寺編_e0296552_09291834.jpg

お気に入りのガラムマサラをたっぷりかけていただきました。

信州姉妹旅 善光寺編_e0296552_09302684.jpg

妹はチリココアに、更にバードアイをかけていました。

その後あちこちお土産屋さんをみながら歩いて、途中からバスに乗り長野駅へと戻ったのでした。

※お土産編はまた後日、「みぶちょさんは食いしん坊」のほうで紹介したいと思います。

                               
                                     → 続く







Commented by naoanqoo at 2016-06-06 16:38
私も去年善光寺いきました〜。
私は犬に引かれて・・・だったので
本堂は入り口のところだけでしたが・・・
でも入り口のところだけでも犬連れで入れるなんて
動物にも優しいお寺だなぁ〜と感心しました。
Commented by u-tan1114 at 2016-06-06 21:30
私も去年善光寺に行って、暗闇の中を歩きました。
逆走する方がいるのですね、びっくりです。
出口には確かに係りの人がいませんでしたが。
入口とは書いてなかったですし・・・
そうですね、後ろ向きにならないように、気を引き締めていきたいです。
閉所恐怖症気味なので、かなり覚悟して友人にくっついて行きましたが、無事に鍵に触れました^^

Commented by mibuchoandyoshiko at 2016-06-07 13:53
> naoanqooさん
御開帳の時期に行かれたのですか?
ワンちゃん境内OKなんですね、優しいなぁ。
地元の方もお散歩コースなのかな。
大学のずっと先輩で長野市出身の方がいて、善光寺に関わりが深いらしく、善の一文字が名前に入っていました。
懐が深いお寺ですよね。
Commented by mibuchoandyoshiko at 2016-06-07 19:01
> u-tan1114さん
逆走はビックリしました。
階段が隣り合わせだけど、入り口には矢印の案内があって分かったのですが、その方はいったん通り過ぎて奥に入ってしまったので、戻ってきて近い方にあった出口用の階段から降りたと思われます。

あの真っ暗闇は怖いですよねー。
妹も後ろで不安そうに話しかけてきました(笑)
Commented at 2022-02-15 20:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 上野旬也、中山絵梨奈 at 2022-02-15 20:48 x
遠国信也、上原治也
Commented by 善光寺 at 2022-02-15 20:49 x
善光寺
by mibuchoandyoshiko | 2016-06-06 10:00 | おでかけ | Comments(7)

よしこくんが綴った日々のことを、きんちゃん・ちい太・みぶちょさん3人が引き継いでお届けします


by mibucho&yoshiko