しんじつ
2012年 10月 08日
公園の角をまがって、おばあさんとケニーさんがやってきます。
「ケニーくんは吠えないし飛びかかったりしないのよ」と、
おばあさんがよく言っているので、
猫はケニーさんと親しくなろうかと近づいてくるのを待っていました。
でも、猫の姿勢がだんだん低くなっていくのを見て危険と判断したのか、
みぶちょさんは猫を抱き上げて、いつもの階段へ移動しました。
「こわくないから、おいで~」とおばあさんは声をかけてくれていますが、
猫はケニーさんだけではなく、おばあさんもこわいのです。
「この子は吠えないし、飛びかかったりしないの。女の人が好きなのよ」と、
おばあさんは今朝もケニーさんをべた褒めでしたが、
その後そばを通りかかったおばさんを見るなり、
ケニーさんが吠えていたのを猫は見ました。
そういえば、われわれと初めて会った時も、
ケニーさんは後ろ足で立ち上がりながらみぶちょさんに吠えていたと、
猫は記憶しています。
おばあさんはいつケニーさんの真実に気がつくのか、
以前にもまして猫は心配でなりません。
by mibuchoandyoshiko
| 2012-10-08 09:57
| パトロール
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